あなたも、もしかして無気力症候群!? なりやすい人と症状のまとめ

 

無気力症候群ってご存知ですか?

 

 

 

 

無気力症候群とは、アパシーシンドロームと呼ばれ、特定の事柄に対して気力を失う症状のことです。

 

 

何もやる気がおきない、といういわゆるうつ病とは違い、本業である一番大切なことにだけ、やる気がおきない症状であることが多いのが特徴です。

 

 

 

まだ、病気としての認知度が低いので、本人も周りも気づかないのが現実です。

 

 

では、具体的に、どのような人がなりやすく、どんな症状なのでしょうか? 詳しくみていきましょう。

 

 

無気力人間

 

 

◎真面目で言うことを聞く人がなりやすい


 

無気力症候群になりやすい人の特徴は、真面目で、人に言われた通りに物事を進める人がなりやすい傾向があります。

 

 

マニュアル人間、もしくは指示待ち人間が陥りやすいのです。

 

 

 

人に言われたことを忠実にこなす真面目さと技術は持っているのですが、指示を出されないと、何をしたら良いのかわからなくなり、混乱してしまいます。それがいずれ無気力につながっていくという進路をたどります。

 

 

 

 

能力は優れているのに、自分に自信が持てないのかもしれません。人に言われたことをやるのではなく、自分で考える力を養っていく必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

目標を達成した後になりやすい


 

ある大きな目標に向かって努力している時には、とても輝いていたのに、達成してしまうと、その喜びよりも虚無感を感じてしまう人は要注意です。

 

 

 

 

無気力症候群になりやすいのは、人生を懸けるほど、大きな目標を達成した後に起こりやすい傾向があります。

 

 

 

 

明確なビジョンがなく、人に褒められたいから、人から称賛されたいからという理由で大きな目標を掲げていた人は、無気力症候群になりやすいと言えるでしょう。

 

 

 

 

《症状と特徴》


 

無気力症候群の症状は、特定の事に対してだけやる気が起きないという特徴があります。しかも本業に無気力になることが多いので、日常生活に支障をきたします。

 

 

しかし本人は困っていない場合が多く、周りが気にして焦ることはあっても、本人が自分から動くことはほとんどありません。

 

 

 

特に悩んでいる様子もなく、食事も睡眠も普通に取れるので、健康状態も問題ありません。ただ、理想と現実の違いを受け入れることができなくて、現実的には、自分の力で未来を切り開いていくことができない状態です。

 

 

 

 

うつ病との違い


 

うつ病と無気力症候群の違いは、何もかもに意欲が湧かないか、何かに対してだけ意欲が湧かないかということです。

 

 

 

 

うつ病の場合は、気分が落ち込んで何もやる気が起きず、好きだったことでさえ、手をつけられなくなります。食欲がなく、眠れなくなり、自分を責めて深刻な状態に陥ります。

 

 

 

しかし無気力症候群の場合は、学生なら学業、社会人なら仕事のように、本業に対してだけやる気が起きず、遊びや趣味は、今まで通りに楽しむことができます。

 

 

 

何よりも、本人は深刻に受け止めていないことが多いため、周りが気をもんでしまうことになります。うつ病の薬も効果がなく、本人が治療する気にならないと改善は難しいと言えます。

 

 

 

 

◎怠け者との違い!!


 

これは非常に見分けるのが難しく、本人ですらわからない場合もあります。

 

 

 

今まで失敗や挫折を経験したことがない、比較的良い子で完璧主義の人がなりやすい傾向があります。また、勝ち負けを気にする人で、勝ち続けてきた人は、負けた瞬間に無気力症候群になってしまうことがあります。

 

 

 

ニートやひきこもりも、この系統である可能性が高いです。

 

 

 

ただし、ひきこもる原因は様々ですので、挫折が原因でひきこもるようになった人は、無気力症候群である可能性が非常に高いと言えます。

 

 

本人は、人に迷惑をかけている認識がなく、周囲から孤立しようと考える傾向があります。

 

 

 

 

 

◎新入社員がなりやすい!!


 

過酷な就職活動やハードな受験勉強をクリアして、希望の会社や大学に入った人が、無気力症候群になりやすいという傾向があります。

 

 

 

今まで大きな目標を掲げて、それに向かって一心不乱に努力をしてきました。そしてようやく合格して、これから明るい人生が待っていると思っていたら、突然何をすれば良いのか分からなくなってしまったという人が多いのです。

 

 

 

 

 

本来であれば、希望通りの未来を切り開くことに成功した幸運な人たちのはずなのに、どうしてこの様なことが起こるのでしょうか?

 

 

 

 

それは、自分の為ではなく、親の為や世間体を考えて目標を決めていたからです。

 

 

その先のビジョンを持たずに、ただ合格だけを目標にしてきたからです。周りがどう言おうと、自分の進路は自分の意志で決めるべきです。

 

 

 

 

 

 

◎サインを見逃さない!!◎


 

無気力症候群を長引かせない為には、初期のサインを見逃さないことです。

 

 

何かの目標を必死に頑張ってきて、それが達成できた時に未来のビジョンを描けるか、この会社や大学で何をやりたいのかを答えられるか、自分に問いかけてみましょう。

 

 

そこでもし、明確な答えが出せなかったら、そこで軌道修正をして、新たな目標を決めると良いでしょう。

 

また、ムダな努力をしない効率主義が原因かもしれませんよ?

無気力は、努力できない状態と言い換えることもできます。

 

 

昔から努力することが苦手だった人は、その特性が原因かもしれません。

 

 

 

脳科学的に、努力は生まれ持った才能であるという結果が公表されています。

 

 

これはアメリカ・テネシー州のヴァンダービルド大学の研究チームが行った実験で明らかになったものです。

 

 

 

この実験結果では、努力できる人とできない人の違いは脳の構造の異なりによるところが大きいということを明らかにしています。

 

 

これだけ聞くと、努力をすることが苦手な自分はなんて無能なんだ!と悲観してしまいそうですが、悲観することは全くありません。

 

 

努力ができないタイプの脳の構造は、報酬よりも効率を求める効率主義な場合があります。

 

 

報酬や成果を感じる脳の機能よりも、自分にとっての損得を冷静に判断する機能のほうが発達しているんです。

 

 

つまり、効率的に物事を進めていく能力にたけているということ

このタイプに当てはまる人は、無駄な努力を嫌います。

非効率なルールやシステムに縛られている会社ってたくさんありますよね。

 

効率主義タイプの脳を持つ場合、そういった非効率なルールに直面する場面が多いと無気力化してしまうことがあります。

じゃあ、無気力状態の現状を受け入れるしかないのか。

と思った方、ちょっと待ってください!

 

 

 

自分のスキルを発揮して仕事を行うことは、自己肯定感に直結します。

詳しくはこの後説明しますが、精神的な充足感は自分の適職を見つけることで増幅させることができるんです。

努力が苦手なタイプの人は、仕事を効率的にこなす天才。

 

 

 

無駄な努力をせずに成果を得るってビジネスにおいてかなり必要とされるスキルですよね

例えばwebマーケティング業界なんかは、インターネットを利用して効率的に集客することを目的とした業界です。

もし、今の仕事に満足いっていないのであれば、効率主義が評価されるような職種への転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

◎まとめ:真面目な優等生は『無気力症候群』に注意しよう!


 

いかがでしたか?

 

無気力症候群は、わかりにくい症状のため、気づくのが遅れて悪化しないように注意が必要です。

 

 

真面目な優等生タイプの人がなりやすいので、周囲の人達も、『たまたま疲れているだけか?』 と、見逃すことも考えられます。

 

一時的な症状であれば問題ありませんが、長期に渡ると改善が難しくなります。

五月病になったら、まず警戒してみてください。

 

おしまい

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